「生まれた時からワキガだったわけではないんだし、そのうち自然治癒するんじゃ…?」
「ワキガは病気のようなものだから、自然に治るはず」
ワキガでお悩みの方の中には、このようにお思いの方も多いのではないでしょうか。
しかし、結論から申し上げますと、残念ながらワキガを自然治癒させることはほぼ不可能と言っても良いでしょう。
ワキガになるかどうかは、主にワキのアポクリン汗腺の数によって決まります。ワキにあるアポクリン汗腺の数は生まれた時から決まっており、加齢などによって後天的に増加・減少することはありません。
つまり、髪の色や目の色などと同じ、遺伝的な体質によるものなのです。
ワキガが自然に完治することは難しいですが、ワキガ臭・汗の量といったワキガの症状が自然に緩和することはあります。
実際に、インターネット上などではこのような体験談も多く目にします。
「10代~20代の若い時はワキガで悩んでいたけど、いつの間にか治ってた!」
「特に治療をしたわけではないのに、前よりもワキガの臭いが気にならなくなった!」
このようにワキガの症状が治まるのには、いくつか考えられる要因があります。
その中で代表的なものを2つご紹介します。
ワキガの症状が自然に緩和する原因として、最も考えられるのがホルモンバランスの変化です。
ワキガと性ホルモンの関係は明確には解明されていませんが、ワキガの原因であるアポクリン腺は、もともとは異性を惹き付けるフェロモンの役割を持つものです。
さらに、性ホルモンの分泌が活発化する第二次性徴の時期にワキガの症状が発症することからも、性ホルモンとワキガは密接な関係があると考えられています。
特に女性の場合、妊娠・出産を経るとワキガの症状の緩和を実感される方が多くいらっしゃいます。
また、閉経を迎えた頃にワキガ臭が収まった、というケースもしばしば見られます。これも、閉経によって女性ホルモンの分泌量が大幅に減ったことが、ワキガ臭に影響しているものと考えられるでしょう。
ワキガ臭の強さには、食生活が大きく影響を与えます。
日本で昔よりもワキガに悩む人が増えている最大の原因は、食生活の欧米化だと言われています。
肉類や油分、香辛料の多い食事は、アポクリン腺の働きを活発化させ、ワキガ臭を悪化させてしまう効果があるのです。
例えば、前までジャンクフードばかりを好んで食べていた人が、ダイエットのためにヘルシーな和食中心の食生活に変えた、などといった場合には、副次的な効果としてワキガ臭が緩和することが考えられます。
逆に言えば、食生活に気を付けることでワキガ臭を緩和させることが可能なのです。
ワキガにお悩みの方で肉類や脂っこいもの中心の食生活を送っているという場合は、食生活を見直してみると良いでしょう。
これ以外にも、生活環境の変化などが原因で、意識的に対策をしなくてもワキガの症状が自然に緩和するということは十分に考えられます。
しかしながら、これらはあくまで、アポクリン腺の活動が落ち着いたことによる症状の緩和にすぎず、自然治癒とは言えません。
アポクリン腺それ自体はそのまま残っているわけですから、その時は「ワキガが治った!」と感じても、いずれ再発してしまう可能性は非常に高いのです。
ワキガをきちんと完治させるためには、ミラドライでアポクリン腺そのものを破壊する、または外科手術でアポクリン腺を除去するといった、クリニックでの根本的な治療が必要になります。
フェミークリニック(梅田院・心斎橋院)では、ワキガを完治させるための治療として、メスを使わずダウンタイムも少ないミラドライ治療をご提供しております。
カウンセリングは無料です。ワキガでお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。