身近にワキガの方がいると、「もしかして自分にワキガがうつるのでは?」と不安になる方も多いようです。
「ワキガの人の服を着るとうつる」
「ワキガの人の服と一緒に洗濯するとうつる」
「ワキガの人とお風呂やプールに入るとうつる」
「性行為でワキガが感染する」
といった噂話を信じている方もいるようですが、全くの誤解です。
ワキガが人から人へうつることはありません。
では、なぜ「ワキガがうつる」という噂が広がってしまったのでしょうか?
ワキガの人の服を着たり、ワキガの人に服を貸した後、自分からもワキガの臭いがしたため、「ワキガがうつった」と勘違いする方が多いようです。
これは、服に残ったワキガの臭いがしているだけで、決してワキガがうつったわけではありません。もし、服を脱いだ後も脇の臭いが気になる場合は、服についていたワキガの臭いが体にも移ってしまっただけです。お風呂で洗い流せば臭いはすぐに取れるでしょう。
服についたワキガの臭いは洗濯すれば気にならなくなるはずです。もし、洗濯しても臭いが気になる場合は、酸素系漂白剤で洗濯してみてください。自宅での洗濯が難しい服は、クリーニング店に相談してみましょう。
上記とほぼ同様のことですが、ワキガの人の服と一緒に洗濯した後、自分の服からもワキガの臭いがしたため、「ワキガがうつった」と思ってしまう方がいるようです。
衣類というのはニオイを吸着しやすいため、洗濯するまでの間ワキガの臭いがついた服と他の服を一緒にしておくと、臭いがうつってしまいます。それを繰り返すことで臭いが染みついてしまい、ワキガではない人の服からもワキガの臭いがする、という現象が起きます。そして、その服を着ることで体にも臭いが移り、「ワキガがうつった」と思い込んでしまうのです。
このような誤解をなくすには、ワキガの臭いがついた服を分けて洗濯することをおすすめします。繰り返すようですが、ワキガはうつるものではありませんので、これはワキガの感染予防ではなく、あくまで臭い移りを防ぐための対策です。
恋人がワキガの場合は一緒にいる時間が長く密着度も高いため、服などにワキガの臭いがつきやすく、「ワキガがうつった」と悩む方がいらっしゃいます。これも、あくまで臭いがうつっただけのことで、ワキガ自体がうつったわけではありません。
例えば、バスタオルを共用していると、タオルについたワキガの臭いが体にうつり、お風呂上りなのにワキガの臭いがしてしまいます。それを「一緒にお風呂に入ったからワキガがうつった」と思い込んでしまうことがあるようです。
恋人のワキガの臭いがどうしても気になる時は、治療を勧めてみてはいかがでしょうか?ワキガは周りの人を悩ませてしまうことがありますが、一番つらい思いをしているのはご本人です。誰にも言えず悩みを抱えていることも多いものです。今は手術以外の治療法も開発されていますので、ぜひパートナーの悩みに寄り添ってあげてください。
「ワキガはうつらない」と言われても信じられないという方へ、その根拠についてご説明します。
ワキガがうつらない理由は、ワキガが病気ではなく体質だからです。例えば、冷え性の人と一緒にいると冷え性がうつる、なんてことはありませんね。それと同じことです。
ここまで、ワキガはうつらないとご説明しましたが、実は例外があります。それは親など血縁者にワキガの方がいる場合です。正しくはうつるのではなく遺伝します。ワキガは遺伝性の体質なので、血縁者にワキガの方がいる場合はワキガになる可能性があります。
もし、血縁者にワキガの方がいて「自分もワキガかも?」と思ったら、ワキガのセルフチェックのページをご覧ください。それでも不安な時やワキガ治療について知りたいという方は、無料カウンセリングを実施しておりますので、フェミークリニック(梅田院・心斎橋院)へお気軽にご相談ください。