ミラドライでは、施術の前、マーキングをした後に麻酔注射をしております。
そのため、麻酔による違和感は多少あるかもしれませんが、施術中の痛みは極めて少ないでしょう。実際に、ほとんどの方が「痛みを感じない」とおっしゃるほどです。
それこそ、ミラドライ治療の施術中の痛みと言えば、麻酔注射のチクっとした痛み程度と考えていただいてもよろしいかと思います。
ミラドライは、切開などを伴わない、お肌への負担が最小限の「切らないワキガ・多汗症治療」です。
マイクロウェーブという強い電磁波を発しますが、皮下2~3mmの層に集中的に照射ができるようになっているため、皮膚を傷つけません。
そして、そのターゲットとなるのが、汗を分泌する2つの汗腺【アポクリン腺】と【エクリン腺】。ミラドライは、この2つの汗腺が存在する真皮と皮下組織の中間地点にある水分に、マイクロウェーブ(電磁波)が吸収され、熱が発生する仕組みになっています。
つまり、周辺の皮膚組織へのダメージを最小限に、ピンポイントで汗腺へアプローチできるのです。
マイクロウェーブから変換された熱により汗腺は破壊され、ワキガの原因となる汗の分泌が抑制されるというのがミラドライの優れたメカニズムです。
ミラドライは、マイクロウェーブによる熱を伴う照射で汗腺を破壊するため、施術時には多少の瞬間的な痛みを感じます。そのためミラドライには、冷却装置が備わっています。さらに麻酔を使用しているため施術中の痛みの心配はありません。
ミラドライの治療中は麻酔により痛みを感じることはほとんどありませんが、治療後数時間が経って麻酔が切れてしまうと、ヒリヒリとした痛みや腫れが発生することがあります。
程度にはかなり個人差があるものの、術後2~3日程度が経過すると痛みや腫れも落ち着いてくることがほとんどです。
また術後には、腫れやむくみが発生することもありますが、こちらも術後1週間~3週間程度で症状が治まるため、心配はいらないでしょう。
ミラドライの施術後は、痛みや腫れを軽減するため、当院では患部を冷やす処置を行っています。とはいえ、より痛みや腫れを早く引かせるためにも、ご帰宅後も2日~3日程度は、定期的にアイスパックなどで患部を冷却することをお勧めいたします。
また、ミラドライの術後にはイブプロフェンやその他の抗炎症剤を処方いたします。
術後の痛みや腫れを抑えることができますので、ぜひ服用してください。
また、ミラドライの施術後は、痛みを長引かせないためにも、血行が良くなる行動や患部への刺激行動を控えることをおすすめします。
痛みを長引かせてしまう例
日常生活の行動をほんの少し意識して気をつけるだけで、痛みを軽減することができます。
ミラドライは切らないワキガ治療であることから施術中はもちろん、施術後も痛みがかなり軽減される治療法です。そのため、肌へのダメージを最小限に抑えて効果的にワキガを改善したい方に大変お勧めの治療法と言えるでしょう。
ただし、痛みの感じ方や肌の状態は人それぞれのため、いくら痛みの問題が少ないミラドライであっても、痛みに悩まされる可能性が0とは言い切れません。なかには術後の数日間、大きな痛みが続いた方や、チクチクするような痛みが続いたという方もいらっしゃいます。
肌へのダメージが少ないことで、基本的には術後の通院が必要ないミラドライ治療ではありますが、術後に長引く痛みや腫れなど、気になることがあれば、ぜひお気軽に、医師までご相談くださいね。